「現状から抜け出したい」、「なりたい自分になりたい」こう思っても、なかなか実践できないのなぜなのか。
これは、あなたに『最大の敵』が現れるからです。
こちらでは、その『最大の敵』とはなんなのか、また、その対処法についてもお話しします。
【なりたい自分になる】あなたの最大の敵とは
結論から先に言います。
ひとが自分を変えたい、変わりたいと思ったときの最大の敵は、「自分の脳」なんです。
あなたは「仕事を辞めたい」とか、「今の仕事より、もっと好きなことを仕事にしたい」などと考えたことがありますか。
「一度ならず考えたことはあるけど、それでも、実際には行動に移すのはなかなか難しくて」といった答えが帰ってくるかもしれませんね。
では、実際に行動できていないのは、なぜでしょうか。
これは、「自分で行動しないと決めたから」です。あなたの脳でそう判断したのです。
もう一度いいますが、あなたの最大の敵は「自分の脳」です。
私達の脳というのは、「死なないこと」を本能として持っています。そのため、新しいことよりも、現状をそのまま維持するように、無意識に働きかけています。
- 現状の不快感
- 新しいことにチャレンジしたときの不快感
このふたつがあった場合、「すでに知っている不快感」の方が脳は安心できます。だから、あなたの脳は、現状維持を好むのです。
脳が好む「現状維持」
同じ行動をしていたら、いつも同じ結果が生まれます。
会社員として会社に行く毎日の中で、今まで通り働いて同じ行動を繰り返していても、会社はやめられませんし、まして、自分の好きなことを仕事にすることはできません。
脳は、「死なないこと」を本能で求めているので、いつもと同じ繰り返しが安心安全ととらえ、現状維持を強く求めます。
仕事を辞めたいと言いながらも、なかなか辞めることができない方はたくさんいます。これは、脳が「辞めずにこのまま」という安全な環境を求めているから。
あなたの脳は、「辞めたらみんなに迷惑がかかる」とか、「辞めて新しい会社に行っても嫌な上司は絶対いる」とか、あの手この手を使って現状維持をさせようとしてくるんです。
新しいことにチャレンジすると、何が起こるかわからないうえに、失敗するかもしれません。そんなことになって、自分が傷つかないように、本能的に避けているんです。
最大の敵「自分の脳」への対処法
自分の脳が最大の敵とわかったら、その対処法を知りたいですよね。
対処法は簡単、「自分の脳は現状維持が大好き」だと認識すること、これだけです。
それだけ？と思われるかもしれませんが、これがとても大事で、「自分の脳は現状維持が大好き」であることを知っていれば、何か不安に感じたとき、「これは本能的に不安になっているだけ」だと自分で認識できます。
不安になる原因を知っていれば、ひとは冷静に、客観的になれます。
そうすれば、そんな不安は放っておいて、「なりたい自分になっている自分」という未来を思い描くことができるようになります。こうなれば、先に進むことができます。
毎日悩みながら会社に通っていた日々から抜け出し、脳のもたらす不安を乗り越えて、例えば転職エージェントに相談するなどして、あなたが実際の行動を起こしていけば、新たな未来が開けます。
もしも途中で不安が襲ってきたら、「あ、変わりたい自分を察知して脳が警戒してる、これは自分が変われるチャンスなんだ」、と、そう思えばいいのです。
以前にもお伝えしていますが、ひとは失敗を恐れますが、失敗すると必ず成功に近づくことができます。
まだご覧になっていなかったら合わせてご覧ください。
失敗してもいいんです。行動を変えていけば、必ず変わることができます。
まとめ
「なりたい自分になりたい」、「自分を変えたい」、そう思ったときの最大の敵は「自分の脳」です。
脳は本能で、「そのまま」を安心と感じるので、現状維持が大好きです。
だから、あなたが新しいことに挑戦しようとしたときに、あの手この手を使って私たちを不安にさせてくるのです。
この脳の本能への対処法は、「脳が本能で現状維持を求めている」ということを知っておくことです。
不安になったときに、「脳の本能が示す不安」に引っ張られそうになったら、一旦立ち止まってみましょう。
脳の示す不安に引っ張られずに、これはあくまで脳の仕業で、不安になったということは、自分が変われるチャンスだ、そう捉えることができれば、あなたは変わることができるんです。
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