【自分の人生を生きる為の思考法】他人の人生を生きるのを卒業しよう |

周りの目を気にしすぎて、どう思われるか、嫌われないか、そんな考え方に振り回されて、あなたは他人の人生を生きてしまっていませんか。

こちらでは、他人の人生を生きるのではなく、「自分の人生を生きる」ための思考法についてお話しします。

あなたは自分の人生を生きていますか

自分の人生を生きるなんて、当たり前ですよね。

ですが、あなたはついつい「周りからどういうふうに思われるかな」とか、「あの人に嫌われないかな」など、他人の目や周りの目を気に過ぎてしまうことがありませんか。

もしそうなら、あなたは自分の人生を生きているのではなく、他人の人生を生きているようなものです。

例えば、「みんなにどう思われるかな」、「変な人だと思われていないかな」など、周りの目を気にしてしまったり。やりたいことが見つかったときに、親が反対するから諦めてしまったり、本当は他にやりたいことがあるのに、友達に合わせてやりたたくもないことをしたり。

こんな感じで自分の人生を生きるというより、他人に振り回され、他人の人生を生きてしまっているのではないでしょうか。

もしそうであれば、こちらでご紹介する思考法を身に付けていただき、他人の人生を生きるのはやめて、あなたの望む「自分の人生」を生きられるようにしていきましょう。

あなたの人生はあなたのもの

以前、私も他人の人生を生きてしまっていました。周りの目を気にして、どう思われるかばかり気にしていたのです。

ですが、この「自分の人生を生きる為の思考法」を身につけてからは、無駄に悩むこともなくなりました。以前は周りに合わせて自分の好きなことをできずにいたのですが、周りの目を気にすることなく、自分の好きなように、好きなことをできるようになりました。

なぜなら、私の人生は誰のものでもない、私自身のもので、他人のものではないからです。

あなたの人生はあなたのものであって、他の誰のものでもありません。

実際に、あなたが周りの目を気にしてなにかを我慢したり、やりたくないことを無理にやっていたとしても、相手に気に入られるかどうかわかりませんし、相手がどう思うかなんてこともわかりませんよね。

相手がどう思うかは相手の課題

なんといっても、相手の人がどう思うか、というのは、あなたの課題ではなく、相手の課題なのです。

大ベストセラーにもなった、「嫌われる勇気」という本の中にも書かれているのですが、自分の人生を生きるためには、「課題の分離」というのが大切になっていきます。その課題は誰のものか、ということですね。

自分が悩んでしまったり、周りの目が気になるときは、それは自分の課題なのか、相手の課題なのか、しっかり分けて考えるようにするべきなのです。

例えば、あなたの行動によって、「周りからどう思われるかな」とか、「嫌われないかな」などと不安になったときは、その行動に対してどう思うのかは、自分の課題なのか、それとも相手の課題なのかを考えるのです。

そういうふうに考えてみると、あなたの行動に対して、相手がどう思うかっていうのは、自分の課題ではなく、相手の課題ということがわかります。

自分が相手にどう思われるかっていうのは、自分の課題ではなく、相手の課題なので、あなたが真剣に悩むべき課題ではないということになります。つまり、あなたが「相手がどう思っているか」についてどんなに真剣に悩んだとしても、それはあなたの課題ではなく、相手の課題であり、あなたが悩んだところで変えることはできないわけです。

以前にもお話したように、変えられないことに対してあなたがどんなに悩んても、あなたのその現実は変わりません。悩んだところで、ただあなたが苦しいだけなのです。だから、悩む必要はありません。

例えばあなたが電車に乗ったときに、あなたは座席に座れましたが、途中の駅で年配の方が入ってきて、自分の目の前で吊革につかまったとします。

そのときによかれと思って「こちらの席をどうぞ」と席を譲ったあなたに対して、

「どうもありがとう」と座ってくれる方
「私はまだそんなに年取ってないよ」と不快感を表す方

の二通りの方がいたとします。

実は、実際に私が席を譲ろうとして怒られたことがあるのですが、このように席を譲るという、一般的には親切とされてる行動であっても、相手の受け取り方次第では嫌味な行為ととられてしまう可能性だってあるわけですよね。

だからといって、あなたが席を譲ろうとするときに、「譲ったら嫌がられるかな、譲ったら怒られるかな」なんて悩む必要はありません。なぜなら、自分の行動に対して相手がどう思うかというのは、「相手の課題」だからです。相手の課題をあなたがコントロールすることはできません。

その当時の私はすでに「課題の分離」という知識があったので、自分の善意を断られ、怒られたとしても受け入れることができました。相手の受け取り方や気持ちは変えられないということです。

受け取り方というのは相手次第であり、あくまでも相手の課題である、そういう思考法をその時の私は知っていましたが、以前の僕だったらそれを知らずに「ただ席を譲ろうと思っただけのに」とか、間違いなく嫌な気分になっていたと思います。

こうした場面でのあなたの課題がなにかというと、それは「目の前の年配の方に席を譲るかどうか」ということです。その行動を起こしたあとの「相手がどう受け取るか」というのは、あくまでも相手の課題であり、あなたにはコントロールしようがないのです。

これは人間関係など、全てのことにも同じようなことが言えます。

自分が言ったことや行動したことに対して、相手がどのように感じるかは、相手の課題であり、あなたが気にしたとしても関係なく、どうにもしようがありません。

つまり、周りの目を気にして、他人の人生を生きていても、自分の好きなことをやって、自分の人生を生きていても、どういうふうに思われるかは相手の課題なので、そこに目を向けても、ただあなたが苦しいだけなのです。

誰かの期待に答えるために生きているのではない

相手がどう受け取るか、どう考えるかは相手の課題である、とはいっても、これまで散々気にしてきたことをいきなり「課題の分離」だと分けて考えるのは現実的には難しいでしょう。

心のカウンセリングでは、「ゲシュタルト療法」というものがあります。

何かの犠牲になるのではなく、自分を大切にするためだったり、自分の人生を生きたいけれど、周りの目を気にして他人の人生を生きてしまう、といった人に対して行われる療法なのですが、ここでその療法の中で使われている詩をご紹介します。

私は私のために生き、あなたはあなたのために生きる。
私はあなたの期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
そしてあなたも、私の期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
もしも縁があって、私たちが出会えたのならそれは素晴らしいこと。
たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ。
【引用元 Wikipedia】https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%88%E7%99%82%E6%B3%95

これは、「ゲシュタルトの祈り」という詩です。

課題の分離をしっかりと身につけて、他人の人生を生きるのではなく、自分の人生を生きていきたい、そう思うならばぜひ、いつでもこの詩を読むようにしてください。

そうすることで、確実にあなたの思考や捉え方も変わっていきます。

これまでもお伝えしていますが、脳は見たり触れたりした情報の影響を大きく受けています。ですから、このゲシュタルトの祈りを日々読むようにするだけで、今までだったら悩んでいたことも、悩まなくなります。

あくまでもどう思うかは相手の課題である、相手は自分の期待に沿うために生きているのではない、ということが身について、あなたはあなたらしく、自分らしい人生を送れるようになります。

あなたの人生は親のためとか、友達のため、会社のためにあるわけではありません。きちんと自分の人生を生きていけるように、この思考法を身につけていきましょう。

まとめ

周りの目が気になったり、不安になったときは、「課題の分離」を思い出し、悩む前にそれが自分の課題なのか、相手の課題なのかを考えましょう。

それが相手の課題なのであれば、あなたが悩んだとしても何も変わらないですし、あなたがただ苦しいだけなので、考えるだけ無駄になります。ですから考えるのをやめましょう。

そうは言っても、すぐには割り切れない方は、「ゲシュタルトの祈り」を思い出してください。そして、毎日でも読む習慣付けをしてみて下さい。

私は私のために生きる。あなたはあなたのために生きる。
私はあなたの期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
そしてあなたも、私の期待に応えて行動するためにこの世に在るのではない。
もしも縁があって、私たちが出会えたのならそれは素晴らしいこと。
たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ。
【引用元 Wikipedia】
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%88%E7%99%82%E6%B3%95

私は私、あなたはあなた、お互いが相手のために生きてるわけではないという思考法が身につけば、あなたも他人の人生ではなく、自分の人生を生きられるようになります。