あなたは、周りの方が「成功するといい」と願い、そして、周りの方の成功を喜ぶことができますか?それとも「おまえなんか、失敗してしまえ」などと考えてしまいがちですか。
こちらでは、「周りの人の成功を心から願う」ということの大切さについてお話していきたいと思います。
人の成功を喜ぶひと
同じことをやっているのに、自分だけなかなか結果が出ない、ということもありますよね。
だれか周りの人が結果を出しているときに、「なんであの人だけうまくいくの?」「ミスすればいいのに」、「失敗すればいいのに」などといった心の中の「悪い自分」が出てきてはいませんでしょうか。
もしも、あなたがそうだとしたら、あなた自身がうまくいっていないのは、そんな風に人の不幸を願っているからではないでしょうか。
なぜそんなことを言うかというと、以前にもお伝えしたことがありますが、あなたが見たり触れたりした情報というのは、あなたの思考や行動に直接大きな影響を及ぼしているからです。
ですから、これまでも、なるべくネガティブな情報を避けて、ポジティブな情報に触れる機会を増やすことが大切だとお伝えしてきました。
自分の心の中にネガティブな情報を作り出してしまっていると、それがたとえ相手に向けたものだったとしても、真っ先に、自分自身が影響を受けてしまいます。
人の不幸を願うことは、自分の不幸を願うことと同じということになってしまうのです。
脳に主語は関係ない
ここで、しっかり認識しておきたいことは、「私達の脳は主語を認識できない」ということです。
誰かに、「◯◯さんって素敵ですね。」「◯◯さんなら成功しますよ」といった言葉をかけたとします。
ですが、私たちの脳というのは、主語を認識できませんから、
「素敵ですね」「必ず成功します」
といった、その言葉を自分のこととして認識することになります。
逆に「あの人最低」「あの人が成功するわけない」などと言っていると、私たちの脳は「最低」という言葉と、「成功するわけがない」という言葉を自分のことと認識してしまうというわけです。
見たり触れたりした情報が、私たちの思考や行動に影響を及ぼすので、それがたとえ自分ではない誰かに対して言っていたとしても、結果的に自分に言ってるのと同じことになってしまうのです。
ということは、他人の成功を願うと自分も成功できるという思考になります。
逆に、他人の失敗を願っていれば、自分も失敗する思考になります。
こういった事例はよく聞くと思いますが、その理由までは教えてもらったことがないかもしれません。実はこうした現象は、他ならぬ私達の脳の仕組みが影響しているのです。
ゴルフで有名なタイガー・ウッズ選手はこのことをしっかり認識して行動していました。
他のゴルファーが、パッドやパターを打つとき、彼は心の中で「入れ!入れ!」と本気で願っていたのだそうです。
だからこそ、タイガー・ウッズ選手は素晴らしい記録を出すことができたのです。
まとめ
誰かの成功を心から願うことができれば、あなたも成功できます。
私たちの脳は、主語を認識できません。そのため、誰かに言ったり思った言葉でも、自分が一番大きな影響を受けてしまうのです。
私達は見たり触れたりする情報によって大きな影響を受けます。だからこそ、自分自身が発する思考や情報にも気をつけないといけませんね。
周りの方の成功を心から願い、応援していれば、そうしているあなた自身も、自ずと成功します。
そして、人の成功を心から願えない、むしろ、失敗を願ってしまうような人というのは、成功することはできません。なぜなら知らずしらずのうちに、自分にそういう暗示をかけてしまっているからです。
自分自身がどうなりたいかで、周りの人への思いや考え方も改めて考えてみるといいですね。
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