あなたはこれまでやったことがないから、今までうまくできなかったから、と過去を言い訳にして諦めていませんか。
以前の私もそうでした。過去できなかったことを根拠に「私には無理」と諦めてばかりでした。
ですが、過去は根拠じゃないんです。この考え方を理解すれば、私が変われたように、あなたも過去を言い訳にして諦めることがなくなります。
こちらでは、この「過去は根拠じゃない」についてお話しします。
「過去は根拠じゃない」とは
過去は根拠じゃない、とはどういうことかちょっと言葉だけではわかりにくいですよね。ひとつ例を出してみましょう。
例えば、「自転車に乗る」というのはどうでしょうか。誰でも最初は乗れなかったですよね。泣きながら練習して、さらに転んで怪我をして、かなり痛い思いもしたのではないでしょうか。
いくら練習しても自転車に乗れない、転んで怪我してしまいなかなか上手にならない、ということがあっても、そのつらい練習をすることでいつか乗れるようになる。そう思って練習してきませんでしたか。
たとえ何回転んだとしても、親に後ろから支えてもらったり、すでに自転車に乗っている兄弟に教えてもらいながら努力を重ねて、その結果乗れるようになったと思います。
このように、過去できなかったとしても、それが今できないことの根拠にはならないのです。
新しいことを始めるとか、自分のやりたいことにチャレンジする、というときに行動できない理由の一つとして、「過去にやったことがないから」、「今までできたことがないから」と考えてしまうことがありますよね。
ですが、過去できなかったからといって、今も、これから先もずっとできないのかというと、そんなことはない、というのがわかっていただけたでしょうか。
過去で未来は決まらない
過去と現在、未来というのは繋がっているようで、実は繋がっていません。
もしも、過去と現在、そして未来が繋がってるのだとしたら、過去に自転車に乗れなくて、今も、未来も乗れるようにはならない、ということになってしまいます。
それでも、実際に私達は自転車に乗れるようになっていますよね。
最初は誰でも乗れない自転車も練習を重ねることでみんな乗れるようになったのです。
おそらくあなたも、仕事とか勉強でも、初めはできていないからできるようにするために勉強したり努力したはずです。努力して営業成績をアップさせたり、テストでいい点取ったり、努力の積み重ねで達成してきたことでしょう。
このように、私たちはできないことも努力すればできるようになります。過去にできたかできなかったか、ということは関係ないのです。
私達はこうしたことを無意識で知っているはずなのですが、いざ自分が好きなことをやったり、新しいことに挑戦したいという時には、なぜか過去を根拠にしてできない言い訳にしてしまうのです。
そうなってしまう原因は以前にもお伝えしていますが、脳は私達が幸せになるためにできているのではなくて、私達が「生存するため」にできているので、何か新しいことに挑戦したりしようとすると、脳が勝手にブレーキをかけてしまいます。そうした脳の働きによって否定的でマイナスな考えを持ってしまうのです。
この脳の働きについては、以下の記事をご参考にどうぞ
ですが、過去できなかったから、私にはできないとか、過去にやったことないから、私には無理そうだと、過去を言い訳にして諦めてしまうのは非常にもったいないです。繰り返しますが、過去できなかったから、というのは諦めるための根拠にはなりません。
過去できなかったことは、これからもできない。そう考えていくと、そもそも私たちは歩くことができていないはずですし、こうやってあなたがYouTubeを見ることだってできてないのではないでしょうか。
実際こうして今、YouTubeの動画を見られてるということは、自分でネットで調べたり、人に教えてもらったりしてYouTubeを見られるようになりましたよね。
つまりそういうことなんです。
今の時代、わからないことがあれば、ネットで調べたらいろいろな回答を得ることができます。私の場合は、心理カウンセラーになりたかったので、ネットで心理カウンセラーになるためには、といったように検索して、いろいろ調べました。
プログラミングでエンジニアになりたいと思ったら、エンジニアになるためには、といったふうに検索すれば、簡単に調べることができます。
そうやって自分で調べて勉強することもできますし、自分ではなかなかうまくいかない、より早く成果を出したい、というときは、すでにできている人から教えてもらうという方法もあります。
例えばプログラミングだったら、プログラミングのスクールに通うとか、そのようにシンプルに考えていけばいいのです。
過去にできなかったからといって、これからもできないと諦めるのではなく、過去できなかった、ではどうすればできるようになるのか。と考えていけばいいですよね。
過去と現在と未来は繋がっていないので、過去にできていないからといって諦めるのではなく、過去できなかったから、それができるようにするためには、今、どうすればいいのか。これを考えしっかり行動していくことが大切になってきます。
過去の経験を教訓に前に進む
こうしたことは、あなたも無意識的にはわかっているはずです。
例えばあなたがゲームをやっていて、倒せない強敵が出てきたとします。何回か戦ってみても勝てずに、「勝てないから、もうこのゲームやらない」とゲームを諦めたでしょうか。
おそらくそんなことはなく、あなたはむしろムキになって何回も挑戦したり、ネットで攻略法を調べたり、キャラクターの武器を揃えたり、さらに経験値を上げてレベルを上げたり、そうやってどうにかして勝てるようになるまで試行錯誤、努力をしたのではないですか。
これをあなたのやりたいことに当てはめればいいんです。
過去にできなかった、うまくいかなかった。それならば、うまくいくように努力すればいいだけです。
失敗してはいけない、という決まりもありません。むしろ失敗はチャンスです。失敗したら、うまくいかなかった理由は何か、そしてうまくいくためにはどうしたらいいのか、それを考え改善してさらに挑戦していけばいいのです。
自分自身で勉強や研究をするのもいいですし、時にはできる人に頼って教えてもらいながら自分の目標達成に向かって努力していけば、自分のレベルを上げることに繋がります。そしてあなたはなりたい自分になることができます。
過去できなかったとしても、今を変えれば未来ではできるようになるのです。
あなたが本当はやりたいけど、今諦めてしまっている夢や目標というのは、頑張ればいつかはできるようになります。逆に、そこであなたが諦めたとしたら、絶対にその夢が叶うことはありません。
大切なのは今であって、過去ではありません。過去できなかったことを根拠に否定や言い訳をするのではなく、できるようになるためにはどうすればいいか考えていきましょう。
まとめ
過去できなかったことは、今できない、未来もできないということの根拠にはなりません。
過去できないからといって、自分には無理、自分にはできない、こういうふうにやりたいことを諦める必要はありません。
私たちは今までできなかったことも努力次第でできるようになります。
自分の本当にやりたいことも「過去ができてなかったから諦める」のではなく、どうしたらできるようになるのか、その、自分のなりたい未来に向けて努力していくようにしましょう。
このようにお伝えすると、中には、人には教わらずに、自分1人の力でやっていこう、という方もいます。ですが、スポーツならコーチに教わったり、学校の勉強は先生に教わったり、私達ができないときというのは、できる人に教えてもらっていますよね。
自分1人で達成するのが困難なときは、は素直にできている人に聞く、ということも大切です。
何かを達成するには、たくさんの失敗や経験を重ねることも大事です。過去できなかったとしても、その経験を生かした努力でいつか必ずできるようになるので、そこは自分自身を信じて行動し、なりたい自分になっていきましょう。
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