あなたは毎日の生活の中で、ちょっとしたことにイライラしたり、周りの人に対してイライラしてしまうことが増えていませんか。

ストレスと戦ってばかりだと、あなたも疲れてしまいますよね。

こちらでは、そのように日々の生活の中でストレスを感じやすい方に向けて、ストレスを軽減する考え方についてお話しします。

これを読めば、どうすればあなたがそのストレスばかりの生活から抜け出すことができるのか、楽しい生活を送れるようになるのか、がわかります。

私がイライラしていた頃のはなし

私自身も今でこそ、この考え方が身についたので、あんまりイライラすることはないのですが、大学生時代のアルバイトでは、結構イライラすることがありました。

私は大学時代、スーパーでレジ打ちのバイトをしていました。

その店では、レジ打ちの効率アップとして、1時間で品物を何個レジに通せるか、通過点数と言われているものを設定し、店員に順位をつけて、その順位表を休憩室に貼り出していました。

当時の私はこのランキングで自分がいかにして1位になるか、絶対1位になってやる、なんてちょっと楽しみながらバイトをしていました。

お客さんが来ると、「いらっしゃいませ、ポイントカードはお持ちですか?」といった一連の流れの後で、カゴの中の商品をレジ打ちしていきます。

レジ打ちを早くするには、いかに効率よく会計済みのカゴに移すか、ということも大事です。まるでテトリスでもやってるように、どう入れるか、重ね方など配慮しつつ、なかば楽しみながら、工夫しながらやっていました。

ですが、場合によってはそれがスムーズに行かずにストレスと感じることもありました。中でも私のストレスになったのは、カゴに入れずに直接カートに商品を山積みにしてしまう人でした。

その店は、カートにカゴを乗せて商品を入れて買い物するシステムでした。カゴを使わずにカートに直接商品を入れてしまうと、レジで一旦全部の商品をカートから降ろさなければ会計ができなかったんです。

私が働いてたスーパーでは、外国の方や大学生のサークルの打ち上げなどで利用されることも多く、お酒やお菓子、おつまみなどをカートに直接山のように積み重ねてレジに並ぶ人が多かったのです。

この場合は、レジ側から、カートの方に回って、ひとつひとつ商品をレジ台に乗せ、またレジに戻って商品をレジに通す、こうした余計な動作が必要になり、無駄に通貨点数が遅くなってしまうわけです。それもあって、私はすごくストレスに感じていたのです。

中には気を遣って「すいません」といって手伝ってくれる方もいたんですけど、サークルなどで大人数で来ている学生などはおしゃべりに夢中で知らんぷりです。

そんなこともあり、私はカゴも使わずにカートに山積みにしてくるお客さんがいると、「またかよ」「ふざけんな」などとイライラしていました。

他人は自分のために生きているのではない

そんな学生時代、あるときアドラー心理学の「嫌われる勇気」という本を読みました。大ベストセラーなので、あなたもご存知かと思います。

その中には、「他人は自分のために生きているのではない」とあり、私は気づいたのです。

それは、私はお客さんがカートに商品を直接山積みにしているからではなくて、僕なりのレジの通過点数を増やす、という目的を果たせずイライラする、怒りの感情を使っている。

僕がイライラするのは、お客さんに自ら商品をカートからレジ台に乗せてほしい、この欲求を満たすためにイライラっていう道具を使っている。そういったことがわかったのです。

つまり、僕は山積みで持ってくるお客さんという、その現実にイライラしていたのではなくて、その現実に対して、自分はそれこそ通過点数のランキング上位になりたい、より早く商品を打ちたかったのに、とイライラしていたんです。

ですが、冷静に考えてみると、私がイライラしたところで、お客さんは、それこそカートからレジ台に商品を乗っけてくれませんし、僕がイライラして態度が悪くなったら、お客さんからクレームを受ける可能性も出てきます。

イライラしていたら、周りの人も何かあの人イライラしてる、嫌な人だなと周りの環境を壊してしまうので、いいことなんて一つもないのです。

なにより自分自身の気持ちがマイナスなので、仕事も楽しくなくなったり、最初は小さな一つのストレスがどんどんといろんなストレスを生み出していたんですね。

つまり私は、自分ではコントロールできないことをコントロールしようとして、イライラして、余計なイライラを生み出し、ストレスを溜めこみ、自分自身の評価を下げていたのです。

「嫌われる勇気」という本の「他人は自分のために生きているのではない」という言葉は、私にこういった気付きを与えてくれました。

ストレスを溜めやすい人の傾向

自分にストレスを溜めやすい方というのは、自分ではコントロールできないことでイライラを募らせていく悪循環を生み出しているといった傾向があります。

人間関係の悩みやストレスというのは、ほぼ自分にはコントロール不可能なことを、なんとかコントロールしたいと考えて、その結果やっぱりできずに起きていると考えられています。

あなたはどうでしょうか。あなたには変えられないものをなんとかコントロールしようとして苦しんでいませんか。

起きている現象自体が自分のストレスなのではなくて、その起きてるものをどうにかしたい、自分の欲求通りに動かしたい、こういう気持ちがストレスに繋がってるのです。

例えば、上司が自分ばかりに仕事を振ってきて、「なんなんだよあいつ!」とか、旦那さんが、いつも靴下を脱ぎっぱなしにして、「なんで私がこれを片付けなきゃいけなのよ!」なんていう場面を考えてみましょう。

こうした不満やイライラが募るというのは、相手をコントロールしようとしてるからであり、それでもコントロールできないからストレスが生まれるんですね。そうした悪循環でストレスというのはどんどん溜まっていきます。

人というのは、感情の生き物なので、そういった場面でイライラする、という気持ちもわかります。ですが、まず「変えられないもの」をコントロールしようと思うことでストレスが発生している、ということを知っておいてほしいのです。

基本的にあなたが相手を変えることはできません。

そして皮肉なことに、自分が相手を変わることを期待してイライラしたりストレスを溜めるほどに、うまくいかないことが重なり、よりストレスが溜まっていくことになってしまうのです。

では、どうすればいいのか、というと、「他人は自分のために生きてるわけではない」と理解することです。

つまり、他人を変えるのではなく、自分の考え方、つまり自分自身を変えていく、ということになります。

あなたがイライラすることで、相手はあなたの思い通りになるでしょうか。相手は必ずしもあなたの思い通りに動いてくれるわけではありません。それに、あなたがイライラして何かをすれば、違うミスや問題が生まれたりするものです。周りからも、なんだあの人イライラして、などと距離を置かれたりといった弊害も出てきます。

あなたがイライラすることによって得られるメリットなんて、本当に一つもないのです。

私のアルバイトのケースで言えば、ショッピングカートに商品を直接山積みにしてくるお客さんに対して、「ふざけんな、こっちの身にもなってみろよ」なんてイライラしても何にもなりません。

そうでなく、「そうだよね。あなたにとってはそれが一番楽だよね。」「あなたは、私のために生きてるわけじゃないもんね」といった考え方で、いればいいのです。

そして、「すいません、レジを通すので、商品をレジ台に下ろしてもらってもいいでしょうか」と言えばいいだけです。

実際、私はこの「他人は自分のために生きてるわけではない」という言葉を知って、すぐに実践してみました。そうしたら、お客さんもレジ台に商品を乗せてくれました。

それまでの私は、起きた現象に対して無条件でイライラしていましたが、「相手は自分のために生きてるわけではない。」という前提を意識するようになったことで、いちいちイライラしなくなりました。

相手は自分のために生きているわけではないので、こちらのことなど考えてくれていなくて当たり前です。それなら、こちらのことを伝えようと考えたのです。

それで、こちらのことを伝えたら、無事に解決することができました。

いままで、僕が山積みのカートを見るたびにイラッとしてストレスを感じていたことが、こんな簡単に解決することができたわけです。

先程の例であげた、上司が自分にばかり仕事を頼んでくるときでも、「そうだよね。上司もいろんな案件を抱えていて、人に振らなきゃやりきれないよね。そうやって部下に仕事を振るのが仕事だよね」と相手の気持ちを考え、そのうえで自分の立場を理解してもらうためのアプローチをしていけばいいのです。

「自分はこういった仕事があるから、その仕事は他の人にまわしてくれませんか」とか、「これとこれをやらなくちゃいけないので、それをやるのであればこっちが厳しくなりますが、大丈夫ですか」といった自分の置かれた状況を伝えるだけでストレスも減るでしょう。

旦那さんが置きっぱなしにした靴下もそうです。「疲れて帰ってきて、ここで脱ぎっぱなしにするのが一番ラクだよね、今回は洗濯機に入れてあげよう」と、洗濯機に入れて、そのうえで「靴下脱ぎっぱなしだったよ」といえば、きっと「あ!ごめん!」といった反応があるでしょう。「次からは自分で入れてね」と言えればそれでいいと思います。

自分が無条件で物事に対してイライラするんじゃなくて、相手は自分のために生きていないのだから、自分の思い通りにいかなくて、当然だ、というスタンスでいましょう。

これを前提におくことで、無駄にイライラして悪い態度をとってしまい、周りの人からの評価を下げてしまう、そういった余計なストレスを生むこともなくなってきます。

まとめ

私達のイライラの原因というのは、起きた現象そのものではなくて、その起きた現象を自分の思い通りにコントロールしたい、という思いが原因となっています。

ですが、相手は自分のことを考えて行動してるわけではありませんし、あなたが相手をコントロールすることもできません。

これを理解したうえで、自分の考えを相手に伝えてみよう、といった行動も必要になってきます。

自分のイライラや怒りという感情に身を任せて行動してしまうと、何も手につかなくなったり、嫌な態度になって周りの人からの評価も下げてしまいます。

なにより、自分が楽しく生活をすることができなくなります。ストレスがストレスを呼ぶ、という悪循環に陥らないためにも、「相手は自分のために行動してるわけじゃない」ということをしっかりと認識していきましょう。

こうして話だけ聞くと、「いや、そんなことは知ってるよ」と思うかもしれませんが、わかっているのと、実践するのでは違います。

自分の心や考え方だけを変えても、その一瞬であなたが変わるわけではありません。一気には変わることはできませんが、その考え方を常に意識して徐々に一歩一歩進んでいくことであなたも少しずつ変わることができます。

イライラしてしまったり、ストレスが多いと感じる方は、今回のことを実践してみてください。人は一度だけでは覚えることができませんから、また「イライラする!」と思ったときは、動画でもこの方法をご紹介していますので、なんどでも見直して頂ければと思います。

「なりたい自分」になるために、一緒に頑張っていきましょう。

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