あなたは自分を褒めていますか?
私はこれまで「自分を褒めることの大切さ」というのをお伝えしています。自分を褒めることで、自信がつき、モチベーション維持にも役立ち、そしてあなた自身の成長にも繋がるからです。
ですが、実は褒め方にも種類があって、間違った褒め方をしてしまうと、逆効果になってしまうこともあるのです。
そこで今回は、自分の正しい褒め方についてお話しします。
何を褒めるか どこを褒めるか
「褒める」と言っても、なんでもかんでも褒めればいいというわけでもありません。
例えばテストで80点取ったときに、
「すごいね、頭いいんだね」
「すごいね、毎日よく頑張っていたもんね」
このふたつの褒め言葉、どちらがいいのでしょうか。
「頭がいい」と能力や結果のみを褒められるのと、「毎日よく頑張っていた」という努力していた姿勢を褒めるのとでは、同じ褒めるでもかなり違うように感じませんか。
褒め方を失敗すると挫折する?!
実は、この褒め方の違いがやる気・意欲などにどう影響していくかということを実証した実験があります。この実証実験の結果を知れば、あなたも自分の正しい褒め方がわかります。
内容としては、思春期ぐらいの子どもたち数百人にテストを行い、その後にふたつのグループに分け、グループごとに異なる褒め言葉をかけたら、その結果彼らがどう変わっていくか、という実験です。
どの子も成績に大きな違いはありませんが、褒め方を変えたのです。
一方のグループには、「すごいね、君は頭がいいんだね」と、才能や能力があるといった褒め方を。
そしてもう一方のグループには、「すごいね、君は頑張ったんだね」と、その子の努力を認める褒め方をしました。
グループ分けしたときには、彼らに大きな違いはなかったのですが、グループごとに違う褒め方をしたら、それぞれに違いがでてきたのです。
この子どもたちに、「次にどの問題をやるか」という選択を任せました。
才能や能力を褒めたグループは、もっと難しい問題にチャレンジすることを避けました。
「問題を間違えて自分への良い評価が崩れる」ということを恐れてしまったのです。さらに、難しい問題が出れば出るほど、成績が落ちていってそこで自信も失ってしまうので、再び優しい問題を出したとしても、最初のスタートしたときよりも成績が落ちてしまいました。
一方で、努力を褒めたグループの方は、難しい問題が来ても嫌がったりせずに、むしろ難しい問題ほど面白がる子どもたちが増えたのです。次にチャレンジする姿勢や意欲が変わったんですね。そして、難しい問題にもチャレンジし、スキルも上がって、スタート時よりもグンと知能が上がったのです。
簡単に言うと、能力を褒めると、その子たちの知能は下がり、逆に努力を褒めると、知能や意欲もアップした、ということになります。
褒め方で変わる自分への価値観
能力を褒めるのと、努力を褒めるのとでは、その結果が大きく異なるという実証実験をご紹介しましたが、ではなぜこんな違いが出るのでしょうか。
能力を褒められたグループの子どもたちは、「良い点を取ったら褒められて、いい点を取れてる自分に価値がある」、「いい点を取れる自分は優れている」といった自己評価を持つようになります。
結果として、現状維持を望み、「良い点を取れない自分には価値がない」といった無価値感を感じることを恐れて行動できなくなってしまうのですね。
では、逆に、努力を褒められたグループはというと、いい点をとったことではなく、それに向けて「自分が頑張ったこと」を褒められているので、点数の良し悪しではなく、努力することに価値を感じ、積極的、意欲的になったというのです。
難しいことが起きたとしても、努力することに価値を感じるので、失敗を恐れたりせずに積極的にチャレンジして、経験値を積み、結果的に成績も伸びたということですね。
自分を上手に褒める
あなたはこれまで能力と努力、どちらを褒められてきたでしょうか。
育ってきた環境、学校や会社でどのように褒められるか、能力を褒められるのか、いいチャレンジをしたね、と努力や意欲を褒められるのか、こういったこともあなたに影響を与えます。でも、こうしたことというのはあなたにはコントロールできませんよね。
でも大丈夫、自分で自分を褒めるのは、あなたの自由です。
自分が出した成果とか、自分の能力を褒めるのではなく、自分がそれまでの過程だったり、頑張った自分とか努力した自分をしっかり認めて褒めてあげましょう。
さきほどの子どもたちの実証実験でもわかりますが、能力や結果だけを求めていると、その成果が出なくなったときに、自信喪失しやすく、挫折へと繋がってしまいます。
もちろん結果を出すことも大事なのですが、例えうまくいかなかったとしても、その自分の努力を認めてあげるようにしましょう。その積み重ねがあなたの自信や意欲、積極性につながり、それが経験値を高め、そしてスキルアップにもなるのです。
まとめ
自分を褒めることはとても大事です。ただ、どのように、どの部分を褒めるか、というのもとても大切です。
今後あなたが自分の成長を望むのであれば、能力じゃなくて、自分の頑張った努力を褒めていきましょう。最初から成功とか失敗とか、そんなことは考えなくていいのです。
なりたい自分になろうと考えて、なにか新しいことに挑戦するとなると、どうしてもうまくいかないことだってあるものです。
そうしたときに、自分を責めるのではなく、頑張ってチャレンジした自分の努力や意欲をまずは認めていきましょう。そうやって努力を続けていれば経験値もアップし、必ずなりたい自分になることができるので諦めずに一緒に進んでいきましょう。
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