普段から、仕事の不安、身体的な不安、経済的な不安など、あれこれ心配して不安だらけで辛くなっていませんか。
今回は、そんな「不安を感じやすい人」の気持ちを改善していくための思考法についてお話します。
「不安を感じやすい人」が置かれている状況
不安を感じやすい人というのは、考えても変わらないし仕方がないとわかっているのに、それが止められずに自分の中の妄想が暴走しているといった状況にいます。
人というのは、自分が傷つくのを恐れる、防衛本能というのを持っていて、マイナスなことを無意識に考えてしまうものです。
では、そういった思考にどのように向き合っていけばいいのでしょうか。
不安な気持ちを止める方法ふたつ
不安な感情を止める方法としては、
- ステップ1 思考停止法
- ステップ2 反論思考
のふたつの方法があります。
このふたつのステップを身につければ、不安を感じやすいメンタルも段々に強くなり、不安を感じにくくなっていきます。
では、順番に見ていきましょう。
ステップ1 不安な気持ちを止める思考停止法
思考停止法というのは、自分の頭の中に不安のイメージが広がってきたら、自分の思考に「ストップ」と声を掛けるという方法です。
これは、実際に声に出してもいいですし、心の中でストップを掛けてもOKです。自分の不安な感情に気付いたらまず、それが大きく膨らんでしまわないようにストップをかけるんですね。
思考停止というと、悪いイメージがありますが、マイナスな感情や不安などを止めるのに役立つのです。不安で暴走しそうな感情を見つけたら、まずは「ストップ」と自分の意識をもって食い止めましょう。
ステップ2 不安な気持ちを止める反論思考
「ストップ」と自分の不安な気持ちを思考停止させたら、次に反論思考を使います。
客観的事実をもって、自分で自分に反論するのです。
例えば、仕事でミスをしてしまって、「あ~、ミスしちゃった、やっぱり自分にはこの仕事向いてないんじゃないかな」と不安やマイナス感情が出てきたらまずは「ストップ」と思考停止させます。
そうしたら、自分が友達に話しかけるように、もうひとりの自分に対して反論しましょう。
「でもさ、毎日よく働いてるよ」、「今回ミスしたけど、この前はお客さんに感謝されたよね」
といった具合に自分の不安な気持ちや、思い込みに対して、客観的事実でこれに反論していくのです。
意識して繰り返し習慣付ける
不安というのは、自分のマイナスな感情や不安といった妄想が暴走しているだけなので、その妄想を停止させ、さらに反論していくと、自分で事実を認識することができて、心も落ち着いてきます。
この方法を繰り返し反復していくことで、この思考法がだんだんと身に付いていきます。
自分の妄想への反論がうまくできるようになると、そもそも不安になりにくくなったり、妄想が暴走する前に食い止められるようになります。
実際、なにか失敗したとしても、それで終わりというわけではないですよね。
失敗したり、うまくいかなかったら、やり方を変えてまたチャレンジすればいいのです。失敗だって自分の経験値になるので、それはあなたにとってプラスなんです。
人は何か新しいことに挑戦するときなど、成功する方ではなく、リスクに備えてマイナス方向を無意識に考えてしまうものです。そうして負の部分ばかりに囚われると、視野が狭くなってしまいます。これはとてももったいないですよね。
慣れないうちは、ついつい忘れてしまうかもしれませんが、歯磨きなんかと同じで、意識的に習慣化していけば、身につきます。不安になったら「ストップ」そして客観的な事実で反論していくように、習慣をつけていきましょう。
そもそも挑戦しなければ成功もないのです。
「ストップ」で思考停止 ⇒「客観的事実」で反論する
この方法は不安な気持ちになりやすいかたに効果的な方法なので、すぐに実践してみてください。
まとめ
不安になりやすい人というのは、自分の中のマイナスな妄想が暴走してしまっている状態です。
それを解消するためには、ふたつのステップが効果的です。
不安になっている気持ちに気付いたら「ストップ」と思考を停止させてから、客観的な事実でその不安に反論しましょう。
こうすることであなたの不安な気持ちが暴走するのを防ぐことができます。
マイナスな思考、ネガティブな感情というのは誰でも持っているものです。意識して思考停止、そして反論していくことを習慣にしていけば、不安を感じやすい心も変わっていきます。
不安になりやすい自分から、なりたい自分になれるように、一緒に進んでいきましょう。
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