優柔不断でなかなか決断できない、あれもこれも迷って全然行動に移せない、そして時間だけが過ぎていく、なんてことありませんか。
こちらでは、優柔不断で頭の中がいっぱい、そして動けなくなってしまうといった状態から抜け出す方法についてご紹介します。
優柔不断はチャンスを逃す
あなたは選択肢が複数あったとき、どれにするか即断即決できますか。
私たちは生活の中で、大小いろいろな判断をしています。
「朝起きて、どんな服着ようかな」とか、「ランチはどのメニューを選ぼうか」といった軽い選択肢もあれば、「このまま仕事を続けるか、転職するか」なんていうヘビーな選択肢もありますよね。
優柔不断が全て悪いというわけではありません。
ですが、優柔不断でいると、自分の決断に責任が持てなかったり、自信を失ったり、失敗してなにかを失うのではないか、完璧にやらなきゃ、などといった思考に捕らわれて行動できなくなってしまうこともあります。
行動できなければ、例えばせっかくのチャンスがあったときでも逃してしまう可能性も出てきます。
実は2択で迷って決められないというのは、同時にそのほかのチャンスまでも逃すことに繋がってしまいます。
というのも、2択で迷ってそこに気を取られすぎて、そのほかのチャンスに気づかなかったり、考えるだけの無駄な時間を過ごすということになってしまうというわけです。
実際、そこで選択したもので一生が決まるのかといえば、きっとそんなことはないですよね。さらに、もしもその選択で失敗したら、あとで変更や修正をすることだって可能です。
Aの案とBの案があって、まずA案で即決。A案でやってみたけど途中でうまくいかなくて、B案に切り替える、といったこともアリなわけです。
ところが、A案にしようか、B案にしようか、そこで迷って動かないでいれば、何もわからないまま、迷うことだけでただ時間が過ぎていくだけです。そんな時間があるなら、まずどちらかをやってみてうまくいくか、失敗するか、試してみてから考えたほうがずっと良いですよね。
直感と経験
これまでにもお伝えしていますが、なにかに挑戦して「失敗」というのはありません。失敗もあなたの経験となり、次への糧となるのです。
そもそもどれを選んだら正解、という明確なものもないのだから、迷っている時間というのはただただ自分が苦しいだけです。
では、そこから抜け出すためにはどうしたらいいのでしょうか。
あなたは「ファーストチェス理論」というのをご存知ですか。
これは、プロのチェスプレイヤーにチェスの盤面を見せて、それを3秒で考えた手と、30分以上考えた手で、どんな変化があるのかを調べた実験で、その結果は、なんと90％以上がほぼ同じ手になったというのです。
つまり3秒で直感的に考えた手と、30分以上長考した一手がほぼ一緒だったということです。
直感というと、なんとなく適当な感じがしますが、実は直感というのはそれまで自分が培ってきた経験、実体験などから導き出された答えなんです。
あなたも直感が当たった経験ありませんか。
ファーストチェス理論で、まず3秒で考えて最初に思いついた直感を信じて行動するのもあり、ということです。
ただ、いきなり何でも3秒で解決、というわけにもいかないでしょうから、少しずつ、小さなことから練習してみましょう。
自分のなりたい未来で選ぶ
ファーストチェス理論はちょっと難しいよ、という方は、自分のなりたい未来で選択してみてはいかがでしょうか。
これは私自身が実践している方法です。その選択をした先にどんな自分があるか、自分がなりたい方を選ぶのです。
例えば、「転職したい、でもなぁ」なんて思ったとき、
- 転職しない ⇒ このまま働き続けて今の苦しい状況をこれからも毎日継続していく
- 転職する ⇒ 新しい自分が活躍できる環境を探す
私の場合こう考えたら、もう迷う必要はありませんでした。
自分がなりたいのは、今の環境を抜け出して、新しいことをしたい、その気持ちに正直に答えるのみでした。
大事なのは、目先のことで「こっちは難しそうだけど、あっちは楽そうだな」といったことで考えるのではありません。あくまでもその試練を乗り越えた先の「未来の自分」を想像するのです。
やはり迷っている時間というのはもったいないです。迷っていると視野も狭くなり、別のチャンスさえ逃してしまったりするものです。
その選択をしてもあとで変更することもできるでしょう。もし失敗してしまっても、それはあなたの経験になり、次に活かせます。また、誰かにその失敗談を伝えながら教えてあげることだってできるようになるわけです。
つまり、失敗も成功への一歩なのです。どの決断でも無駄なことはありません。
まとめ
優柔不断でただただ迷っている時間というのはもったいないですよね。
迷っている時間があったら、まずは失敗を恐れずに挑戦してみましょう。そうすれば、どうなのか実際のところがわかります。そうした挑戦もせずに迷っているだけでは、せっかくのチャンスもふいにしてしまうかもしれません。
優柔不断な自分から抜け出すためにも、ファーストチェス理論で3秒の直感で判断する練習をしたり、どっちの自分になりたいか、未来を想像して選択してみたり、判断することを習慣づけていきましょう。
乗り越えたその先にある「なりたい自分」をしっかり見据えて選択することが大切です。何より自分の人生の責任は自分にあるのです。周りの言うことを聞いて上手く行かなかったとしても、相手は責任をとってはくれません。
あなた自身がどうなりたいか、それを最優先で選択していきましょう。
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