なにかあると周りのせいにしてばかりいた人でも、主体的に、「自分の人生の経営者は自分」である、という意識を持ち、自らの責任で行動していくようになれば、変わることができます。
ですが、せっかくそうした意識を持つことができても、いざ行動すると、「やっぱりうまくいかない」などと思ってしまうこともあるものです。
そこで今回は、自分を変えよう、そう思ったときに一番つまずきやすいポイントについてお話していきたいと思います。
「変わりたいという意識」つまずきやすいポイント
人が変わるというのは、簡単なことではありません。
せっかく「主体的になって自分自身を変えたい」、そう思ったのに、いざ行動しようとがんばると、大きな壁が立ちはだかり、途中で諦めてしまいがちです。
なぜかというと、変わりたい自分は、「これから」変わるから。
- つらい現実から抜け出したい
- なりたい自分になりたい
そう考えて、よし、これから頑張っていこう、と前向きな思考に変わったとします。
でも、職場に行くと、周囲の環境はこれまでと同じです。嫌な上司がいる環境も変わらないければ、時にはお客様からのクレームで怒られたりもします。
すると、せっかく「変わりたい」と思っていた心が折れて、また辛い思いが強くなり、「思考が変わったところで、やっぱり何も変わらないんだな」なんて気持ちになってしまうのです。
そんなつらい現実を再び味わってしまうことで、せっかく「変わりたい！」という前向きな気持ちになっていたのに、前の思考に戻ってしまうんですね。
「すぐ」に結果を求めない
ここでとても大事なのは、あなたの思考が変わったとしても、結果がすぐに変わるわけではない、ということです。
思考 ⇒ 行動 ⇒ 結果
思考を変えれば、行動が変わり、行動が変わると結果も変わります。
大切なポイントは、あなたが思考を変えてから、その結果が変わるまでには、タイムラグが発生するということです。
自分が今置かれている現実、というのは、思考を変える前の自分の考え方や行動の結果である、ということを認識しましょう。
結果はコツコツと少しずつ変えていく
今、思考を変えたからといって、以前の思考が招いた結果をすぐに変えることはできません。
例えば、ダイエット。
たるんだ体をなんとかしたいと、「よし、痩せる！」と心に決めたとします。
ですが、「ダイエットを頑張ろう」、そう思っただけでは体重は減りません。
痩せると心を決める前まで、「好きなものを好きなだけ食べていた」という行動の結果として、「増えた体重やお腹についた脂肪」があります。
そうした「過去の行動に対する結果」は、あなたが新たな決意をしたからといって、消えてなくなることはありませんよね。
たとえあなたの思考が変わっても、今までの思考や行動の結果である体重は「すぐ」には変わらないんです。
今までの結果である体重を受け入れて、これからの行動を変えていくから、その結果として、少しずつでも痩せることができるんです。
つまり、つらい現実から抜け出したい！とか、なりたい自分になりたい、そう思ったときにはまだ、お腹の脂肪と同じように、これまでの考え方や行動の結果が残っているということになります。
そんなつらい現実を改めて目の当たりにして、やっぱり変われないと、諦めてしまうのはもったいないです。
今のあなたのその現実は、これまでの思考や行動の結果だということを認識し、その現実を受け入れ、そこから変わるために進んでいこう、という考え方が大切なんです。
まとめ
意識を変えたばかりの頃は、辛い現実を目の当たりにしてしまい、「やっぱり変われない」と、いったように、つまずきやすい環境がそこにあります。
なぜなら、思考を変えても、「すぐには変われない」から。
大切なのは思考を変えても、すぐに結果が変わるわけではない、ということを理解しておくことです。
今過ごしている現実は、今までの思考や行動の結果だと受け入れて、その現実からまた逃げてしまうのではなく、改めて意識を持って主体的に、自分を変えていく行動を進めていきましょう。
そうしてなりたい自分になるための思考や行動を続けていけば、確実になりたい自分になれます。
もし、心が折れそうなときは、いつでもまた、ここにお立ち寄りください。
ぜひ一緒に、なりたい自分になれるように、頑張っていきましょう。
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