あなたは悩んでいますか。誰しも生きていたら、悩むことはあると思います。悩みがあると、何も手につかなくなったりして、辛いですよね。
今回は、そんなあなたの悩みを解決する方法についてお話しします。
悩みには２種類ある
ひとくくりに悩みと言っても、悩みには大きく分けると2種類あります。
- ひとつは過去の出来事に対する悩み
- もうひとつは未来への悩み
このふたつの悩み、それぞれの対処法があります。
あなたがこの方法を身につけることができれば、圧倒的に悩むことが少なくなり、これまでのように何時間も悩んでしまうなんてことがなくなります。
過去の出来事に対する悩み
「あんな風に言っちゃったけど、勘違いされてないかな」とか、「あのときもっと◯◯しておけばよかったかな」などと過去に起こってしまたことをくよくよ思い悩んでしまうことがありますか。
こうした悩みの解決方法は、「起きてしまったことを悩んでも現実は変わらない」と認識することです。
実は私は、ずっと小さいときから、周りにどう思われてるのか、あのときもっとこうしておけばよかったんじゃないか。などと、いつも思い悩むような癖がありました。当時の私は、そういう自分がとても苦しくて、またそれも「なんでこんなに苦しいんだろう」と悩んでいました。
そんな調子で、長いこと「悩んでも悩んでも現実が変わらない」という経験を何度も何度も繰り返してきました。そうしてついにある時、「悩んでも無駄だ」ということに気付いたのです。
悩んでも変わらない過去
あなたが悩むことで、あなたのその現実が良い方向に行くのであれば、悩むのもいいのです。
ただ、悩んだとしても、現実は変わりません。ただ、自分が苦しいだけなのです。
悩んでも何も変わらない、物事は良くなることもない、それなのにくよくよ悩んでいるのって、なんだか馬鹿馬鹿しいと思いませんか。
例えば、就職の面接を終えた後に反省点があったとします。
- 自己アピールで、もっと会社にどう役に立つか言えばよかったな
- 志望動機の内容が薄かったかな
- 落ちたらどうしよう
こんな風に、いくら悩んでも、すでに終わった面接はやり直すことができません。
悩んで、過去に起こったことがゼロになるならいくらでも悩めばいいのですが、たとえ何日悩み抜いても、あなたに起こった過去を変えることはできません。
何日も家に籠もって悩んでいても、逆に友達と遊びにでかけたとしても、過去のことは何も変わりません。家に籠もって悩み続けても、ただあなたの苦しみがそこにあるだけです。
ゴミ箱をひっくり返してしまったら、その結果として散らかったゴミを片付けますよね。
ゴミ箱をひっくり返してしまったことをくよくよ悩んでも、状況は何も変わりません。あなたが散らかったゴミを掃除したり、次はひっくり返さないように工夫する、といった次の行動をすれば解決しますが、ただ悩むことでは何も解決しないのです。
あなたが過去のことをずっと悩んでいるというのなら、私は、「悩んでも自分が苦しいだけだよ」と伝えます。あなたが過去にとらわれたところで、あなたの過去を変えることはできません。過去にとらわれるというのは、ただただ自分を苦しめるだけ、つまり無駄なことなのです。
どうせなら、無駄に自分を傷つけるのはやめて、その悩む時間を、自分の好きなことに費やす時間にしていきましょう。
変わらないものは受け入れるしかありません。悩むよりも、次にどうすればいいかを考えればいいのです。
未来についての悩み
つづいて、未来についての悩みを解決していきましょう。
例えば、これから新たに取り組む仕事があったとします。その仕事に対して、「どうすればいいかわからない」「自分にはできないかもしれない」などといった不安を感じ、悩んでいる場合などですね。
こうした悩みの対処法は、「自分では考えない」ということです。
自分ではどうすればいいかわからない、解決できないから悩んでいるんですよね。ということは、当然自分で悩んでも解決することはできません。
悩むより知っている人から学ぶ
公式も知らない人に、三角形の面積を求めてくださいと言っても、「どうすれば面積を知ることができるんだろう」などと考え込んでしまうでしょう。
では、どうすればこの人は三角形の方式を求められるかというと、答えは簡単で、三角形の面積の求め方を知っている人に聞けばいいのです。
知らないなら知っている人に聞けば解決できます。
例えば、あなたが営業成績が伸びなくて悩んでいるんだとしたら、営業成績の良い人にどうすればいいかを聞けばいいだけです。聞いて教えてもらえなければ、見て覚えればいいのです。
自分の考えでやって駄目だったのであれば、その同じ考えで悩んでいてもなかなかうまくいきません。それならば、実際にうまくいってる人から学べばいいのです。
多くの人は、自分ひとりで悩んで、自分の力でなんとか答えを出そうとするのですが、そもそも自分で解決できないから悩んでいるわけですよね。そんな自分がどんなに悩んだところで、現実がガラリと変わるような答えは出てきませんし、それなら知っている人から学ぶことのほうがずっとあなたのためになります。
自分でいくら悩んだとしても、解決することはできないのなら、実際にできている人に聞けばいいんです。ごく簡単なことですね。
「なりたい自分」を基準に選択する
過去の悩みでも、未来の悩みでも、その場面で、「自分の憧れの人だったらどうするだろう」とか、「なりたい自分」ならどういう行動をするだろう、と考えてみるのもおすすめです。
そのように考えることであなたが悩む時間を圧倒的に少なくすることができます。
例えば、目の前に困っている人がいたとします。
「どうしようかな、声をかけようかな。」などと迷ったら、「自分は人を幸せにする人になりたい」と、なりたい自分を思い浮かべ、「よし、声をかけよう」と行動すればいいんです。
今の自分ではなく、将来の「なりたい自分」の思考で考えることで、あなたが無駄なことを悩む時間はなくなります。
こうやって聞くと、悩みを解決するのは簡単だと思いませんか。
ぜひあなたも、無駄な過去にとらわれることなく、未来についても自分ひとりで悩むのではなく、知っている人に聞くなどして学ぶ、将来なりたい自分ならどうするかを考えて行動するよう、といったように対策をしていきましょう。
きっとあなたがくよくよと悩む時間も減っていきます。
まとめ
悩みには、大きく分けて過去の出来事についての悩みと、未来への悩みの2種類あります。
ひとつめの「過去についての悩み」の解決方法は、いくら悩んでも、すでに起こった現実は変わらないことを理解することです。
悩んでもただ自分を苦しめるだけですから、変えようもないものは、ひたすら受け入れるということになります。
ふたつめの「未来についての悩み」の解決方法は、「自分では考えない」ことです。
自分ではわからなかったり、解決できないから悩んでいるので、知っている人から聞いたり学ぶことで、解決できるようにすればいいのです。自分ひとりで思い悩む必要はありません。
そして、自分の行動に迷ったときは、憧れの人ならどうするか、なりたい自分ならどうするか、これを考えて行動していくのです。
1日は24時間と限られています。その貴重な時間を無駄にしないためにも、ぜひ今回ご紹介した方法を身に付けていただいて、悩んでしまう時間をできるだけ短くして、「なりたい自分」になれるように頑張っていきましょう。
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